鈴木牧場ミライの酪農基金報告
8月5日
鈴木牧場ミライの酪農スタート!!
募金にご協力いただいた組合員の皆さまありがとうございました。
鈴木牧場より お礼のメッセージ動画
鈴木美登里さんと績さん
フリーバーン牛舎が完成して約4ヶ月が経ちました。
7月16日、鈴木牧場の新たな牛舎の見学と、アニマルウェルフェアに配慮した循環型酪農を
持続可能なものにするために取り組んだ「鈴木牧場ミライの酪農基金」をお渡しするため訪問しました。
フリーバーン牛舎では、従来の牛舎とは異なり、牛たちが自由に好きな場所で過ごす姿を見ることができました。
センサーで作動するカウブラシ
特に印象的だったのは、牛たちの毛がツヤツヤしていたことです。
美登里さんによれば、運動するようになって代謝がよくなり、牛たちの毛ヅヤがよくなったそうです。
ですが、牛舎の寝床に敷く「敷料(しきりょう)」にウッドチップを利用して良質な堆肥作りをしているため、発酵熱が発生します。
さらに、今年の急激な異常とも言える暑さに体が追い付かず、寝ることもできずに体調を崩してしまう牛もいたそうです。
牛の体を冷やすためシャワーをかける績さん
牛は暑さにとても弱いので、今はエサを食べている間など、シャワーをかけて、暑さを和らげています。
現在フリーバーンの天井には15台の大きな扇風機が付いていますが、予算の都合で満足のいく台数を設置することができませんでした。
績さんによると「あと6台は取り付けたい」とのことです。
天井をよく見ると扇風機と扇風機の間が離れてしまっているところがありました。
扇風機の下に集まる牛たち
牛たちは、風速1m以上の風が当たれば体が冷やされるので、風が強く当たるところに集中します。
そこに入れなかった牛は体調をくずしてしまうそうです。
扇風機は涼しくするだけでなく、ハエが寄らないようにする目的もあります。
そこで、今回の基金を扇風機を追加費用に充てることになりました。
扇風機が追加された際には、また報告いたします。
フリーバーンで育てた牛たちのヨーグルトやチーズを、ぜひ味わってください。(商品部/塚田)
アニマルウェルフェアに配慮した酪農に取り組む鈴木牧場をこれからも応援をお願いします!