やまゆり生活協同組合

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ニュース

10月度 商品検討委員会

11月25日

きのこ・茸・キノコ

秋です!年間を通して食卓で活躍するきのこですが、寒くなってくると一段と恋しくなりますね。
健康維持に役立ってくれる……というイメージは持っていましたが、今回はその魅力を再確認!

株式会社バイオコスモの吉川さんから、きのこ尽くしのお話をうかがいました。


バイオコスモ 吉川 直也さん

 バイオコスモは、青果の流通や加工品の販売を手がける問屋さんです。
主な商品はきのこで、日本全国70ヶ所以上から仕入れています。やまゆり生協とは20年以上のお付き合いがあります。

よく知られている椎茸、しめじ、えのきのほかにも、さまざまな種類を取り扱っています。

市場を通さずに直接生産者から仕入れることにこだわり、鮮度が自慢です。
もちろん、栽培方法や使用される材料(おがくずなどの菌床)もしっかりと把握しています。


産地や施設栽培のスライドを見せてくださる吉川さんのお話を聞いていると、生産者とのつながりを大切にしていることが伝わってきます。

日本には野生を含めると約4,000種ものきのこが存在しますが、その中で食べられるのは100種類。

さらに、栽培可能で流通しているものは10~15種くらいです。山の中で食べられるきのこを自分で判断するのは、かなり難しそうですね。
カラフルなピンクのお花のようなきのこの写真を見て、「食べられる?食べられない?」と考えてしまいますが、正解は「食べられる!」でした。
色や形だけでは判断できません。


これは『トキイロヒラタケ(朱鷺色)』というきのこでしたが、栽培が難しく、皆さんの口に入るのはまだまだ先になりそうです。

栽培には、原木栽培と菌床栽培がありますが、原木は重い木の管理など難しく貴重になりつつあります。

和歌山産の「黒あわび茸」は、あわびに食感が似ていることからこの名が付けられました。ひらたけの仲間です。

シンプルにバター焼きしたあわび茸は、コリコリとしてつるんとした食感で、香りも癖がなく美味しい!
きのこの香りがあまり得意でない人でも食べられそうです。

続いてクリームパスタ。こちらに使ったイタリアンセットは、欠けたものや間引いたものをすぐに調理できるように詰め合わせたお得なパックで、
普段買わない種類をお試しするのにも良いですね。

整腸作用のある食物繊維、免疫を強化するビタミンD、ビタミンB群、きのこによってはβグルカンやGABAなども含まれるんですって!
きのこ、すごいですね。何より、美味しいのが嬉しいですよね。

エノキダケのスナックは新感覚で、香ばしくてコクがあり、おやつにも料理のトッピングにも使えます。
材料は油と塩だけというシンプルさで、バジル味もあります。粉末やふりかけにすれば、子どもたちも食べやすいのでは?という意見もありました。

サラダに登場したのは、さっと茹でただけの「はなびらたけ」と「ナマキクラゲ」でバルサミコ酢とオリーブオイルでいただきました。
白と黒、グリーンの野菜と合わせて、見た目も素敵です。

茹でただけや焼いただけはもちろん、汁物や煮物、ご飯や麺にも何にでも合いますね。
いくつかの種類を合わせて料理に使うと、旨味がぐっと増えるそうなので、
今まで使ったことのないきのこの種類にもぜひチャレンジしてみてください。(報告/組合員理事・吉永)