やまゆり生協がめざすもの
おいしく、たのしく、ここちよく。
だれもがこころゆたかに、笑顔で日々を送り合うためにー。
凛とありつつも、静かに風にそよぐやまゆりのように、
やまゆり生協は、時代の風をしなやかに受けとめ、守るべきこと、引き継いでゆくべきことを、
組合員とともに考え前に進みます。
わたしたちは、健やかな毎日へのヒントをわかちあえる組織作りを目指しています。
互いに認め合い、たたえ合い、居心地のよい地球に生きましょう。
やまゆり生協 3つの約束
- 安心でたのしい暮らしのために、確かな目で「本質」を見極めます。
- 「つくる人」と「たべる人・つかう人」をつなげ、お互いの信頼と絆を大切にします。
- 山・森・田んぼ・畑・水・川・海・空…。すべての自然を守るために、日本の農業・林業・水産業に携わる生産者のみなさんを応援します。
未来の世代に対しての責任
生まれたての赤ちゃんの無垢な姿は、人間でも、動物でも、植物でも、なんと愛おしいものでしょうか。
この世に生まれ出でたピュアな存在を、ピュアなまま守りたい。
それは先に生まれたもの、誰もがそのように感じる心を持ちあわせていると思います。
人は生まれるとき誰もが、母親から8滴のオージャス(生命エネルギー)を与えられて誕生するといいます。
オージャスがある人は、元気で免疫力が高く肌に艶があり、心が落ち着いていると同時に本来のポテンシャルが発揮され、ワクワク生きられる。みんなのことが好きになる。オージャスがないと元気がなくなる。精神的に不安定になり、自分を見失い、怒りや悲しみにとらわれ続けてしまう。
オージャスは増やすことも減らすこともできます。
その、オージャスを増やす方法の一つが、健全な、質の良い食事をいただくこと。できる限り新鮮で、愛情をこめて用意されたもの。反対に減らしてしまうのが、人工甘味料や保存料などの添加物や遺伝子操作された食品の摂取、喫煙、また否定的な感情だといわれています。
様々なライフスタイルや優先順位がある日常には、理想ばかりを求められないときもあります。
しかしながら、理想と現実の狭間で、最良の選択を求めること。それこそが、やまゆり生協が考える、未来の世代に対する責任です。
健やかな魂が健やかなままに成長していくことができたなら。
やまゆり生協は、できる限り安全で、素材本来の持ち味を生かした商品を世に拡げるべく、農薬や添加物、遺伝子組み換え、環境等について考慮し、生産者と協力しながら地球の未来を考えた商品ラインナップを展開します。
生活協同組合とは
「より良いくらしとより良い社会を実現していくための、組合員による共同組織」それが生協(生活協同組合)です。
協同組合は、メンバー(組合員)の共通の願いやニーズを満たすためのメンバーの助け合い(相互扶助)の組織です。
1844年にイギリスの労働者28人が出資金を出し合い、労働者たちの置かれていた状況の悪化から自分たちの暮らしを守るため、必要なものを共同で調達し、分け合う仕組みを作った「ロッチデール公正先駆者組合」が協同組合の始まりといわれています。その組合は、「組合員の社会的・知的向上」「一人一票による民主的な運営」「取引高に応じた剰余金の分配」などを掲げ、協同組合運動の理念を現実化させていきました。
日本では明治時代から消費組合がつくられ始め、生協の父と呼ばれる賀川豊彦らにより発展してきました。
日本で最も古い生協は兵庫県にある「コープこうべ」で、その前進は1921年(大正10年)に設立されました。現在、日本では6,000万人を超える方が生協の組合員となっています。全国の生協は、組合員の普段の生活を支える事業活動や、環境、福祉、平和など、様々な運動や活動を行うことによって、地域にとってなくてはならない組織となっています。
生協の主役は組合員。一人ひとりがお金を出し合い、商品やサービスをみんなで利用し、運営に参加することで成り立っています。
生協は、「ひとりではできないことも、仲間同士助け合うことで目的を達成していく」組織です。
生協の父 賀川豊彦
明治時代、世界の三大聖人として「Kagawa(カガワ)・Gandhi(ガンジー)・Schweitzer(シュバイツァー)」と称された日本人、賀川豊彦。彼がニューヨークプリンストン大学留学中、目の当たりにし衝撃を受けた労働組合運動。第一次世界大戦下の日本人の貧困を救うべく、協同して生活を守り合う組織を創設しようと生まれたのが、生活協同組合の根幹です。
賀川は、『協同組合の活動を通して、世界の平和も来るのである』と著書に綴っています。
豊彦が説いた協同組合の中心思想
「一人は万人のために、万人は一人のために」の社会を実現するためのの「協同組合の中心思想」を7つの短い言葉で表現された豊彦の書が残されています。
【利益共楽】生活を向上させる利益を分かち合い、ともに豊かになろうとする。
【人格経済】お金持ちが支配する社会ではなく、人間を尊重した経済社会へ。
【資本協同】労働で得たお金を出資し合い、生活を豊かにする資本として活かす。
【非 搾 取】みんなが自由と平等で利益を分かち合う、共存同栄の社会をつくる。
【権力分散】全ての人が人間としての権利を保障され、自立して行動する。
【超 政 党】特定な政党にかたよらず、生活者や消費者の立場で考え主張する。
【教育中心】豊かな生活には、一人ひとりの教養とそれを高めるための教育が重要。
わたしたちが選ぶもの
青果
地元神奈川をはじめとする各地の農家さんが、無農薬・無化学肥料・有機栽培など、微生物と共生しながら土を大切にして、手間ひまかけて育てた野菜や果物です。
魚介
産地から届く旬の天然魚を中心に、厳選した調味料を使用した水産加工品などをそろえています。
精肉
ストレスの少ない飼育環境において、遺伝子組み換えされていない飼料で健康に育った牛や豚、鶏のお肉です。
ハム・ソーセージ
ストレスの少ない飼育環境、遺伝子組み換えされていない飼料で健康に育った牛や豚を、鮮度を生かした製法で、おいしく加工して生まれました。
加工食品
国内産原料・国内製造を基本に、すべて化学調味料不使用。原則的に添加物を使用したものは扱っていません。
パン
国産小麦粉使用、天然酵母パンが中心。ソフト系からハード系までお楽しみいただけます。
卵
ストレスの少ない飼育環境において、非遺伝子組み換え飼料で健康に育った鶏のたまごです。
牛乳
ストレスをかけないよう工夫された飼育環境において、非遺伝子組み換え飼料で健康に育った乳牛から搾った牛乳です。
米
無農薬・無化学肥料米、有機栽培米が中心です。ネオニコチノイド系農薬不使用。
お菓子
おいしさを第一に、添加物を使う場合は必要最小限にし、ベーキングパウダーはアルミフリーを使用したものなど、厳選しています。
調味料
料理に欠かせない油や基礎調味料は原料や製法が明らかで、化学調味料無添加のものをそろえています。
雑貨
天然の動植物性油脂から作るせっけんをはじめ、安全性に配慮した化粧品、フェアトレードな生活雑貨など、カラダと心に優しい商品を選りすぐっています。